新型コロナ第7波は、全国でかつてない速度で感染が広っています。しかし今回は「行動制限」が出されていません。県は第7波が、感染力は強いものの重症化しにくく、医療現場がひっ迫していないことを理由にあげています。もうすぐ盆で、人の移動が活発になることが見込まれる中、重要になっているのが「事前の検査」です。3年ぶりに迎える、行動制限のない「お盆」。警戒を強める検査と医療の現場を取材しました。

県は71か所の薬局で、感染への不安を感じる無症状の人を対象に、検査を行っています。山口市の三浦薬局も、その1つです。

三浦薬局・三浦哲也社長(薬剤師):
「7月に入って急増していて、6月に比べると7月は約6倍くらい利用者さんが増えているという現状があります」

5月・6月の検査数は、1月あたり18件でしたが、第7波が急拡大した7月は105件に急増しました。8月に入ると1日におよそ10人とさらに多いペースで推移しています。感染者の急増で不安を抱える人の検査が大半ですが、夏休みの旅行や帰省を前に検査を受ける人も一定数いるそうです。

三浦社長:
「特に今夏休みですし、帰省あるいは旅行等移動がありますのでこの数はしばらく続くんではないかということが予想されます」

薬局が営業していない早朝や深夜にも、検査を希望する人から電話が鳴るようになりました。

三浦社長:
「盆はもともと休む予定だったんですが、これだけ感染が拡大しておりますので、県民の皆さんのために対応していこうと考えています」

三浦薬局では盆休みを4日間から1日に減らしました。3人の薬剤師が通常の業務に加えて、検査対応にも追われ、この態勢を維持できるかどうか心配だといいます。


県では盆に備えて検査キットを十分準備するよう指示したということですが、さらに感染が広がると検査キットの確保も課題となりそうです。


県は5日から、JR新山口駅・徳山駅・新下関駅に臨時の検査所を新たに設けます。
JR新山口駅では4日、県薬剤師会が検査所の設営など準備に追われていました。8月18日までで、事前の予約なく、無料で検査を受けることができます。いずれも抗原検査で検査の時間は15分程度です。

JR新山口駅ではことしのゴールデンウイークにも実施していて、1日あたりおよそ230人が検査を受けました。盆期間の新幹線の指定席の予約は、去年の3倍以上と多く、JR新山口駅での今回の検査は、1日あたり300人程度を見込んでいます。


県薬剤師会・吉田力久会長:
「今まで行動制限とかがあって帰って来れなかった。こういう検査所でしっかり検査をしてもらい、家族や親戚にも安心して会ってもらえるように」

県は、山口宇部空港でも毎日無料のPCR検査、抗原検査を行っています。検査には事前予約が必要です。(予約:03-4333-1640)