きょうの山形県内は高気圧に覆われ、晴れのところが多くなっています。
庄内町では、珍しいイチョウの木の黄葉が進んでいます。
庄内町三ヶ沢の霊輝院です。
境内にそびえ立つのは…大きな、大きなイチョウの木。高さは27メートル、幹の太さは、直径7メートルもあります。
霊輝院によりますと、樹齢は400年近いとも言われ、県の天然記念物にも指定されています。特徴は、枝の一部が真下に垂れ下がっていること。
これらの枝は「乳柱」と呼ばれ、長いもので、2メートル以上もあるそうです。
樹齢を重ねたイチョウの木にみられる特徴で、古くから子孫繁栄や子どもの健やかな成長を願う信仰の対象として、「三ヶ沢の乳イチョウ」と呼ばれ大切にされています。
三ヶ沢の乳イチョウは、今、黄葉が進んでいて、雲の間からのぞく青空に黄色い葉が映えていました。
山形地方気象台はきのう、山形市の標本木で、平年より10日遅く「いちょうの黄葉」を観測したと発表しました。暦の上では冬。
季節は進んでいますが、県内ではまだ、黄金色のイチョウが楽しめそうです。