山形県鶴岡市の児童がきょう、伝統野菜・温海かぶの収穫と漬物作りに挑戦しました。

鶴岡市温海地区では、子どもたちに地域への自然や伝統を学んでもらおうと、伝統野菜「温海かぶ」についての授業を行っています。

鼠ヶ関小学校の児童たちが収穫したのは、今年9月に枯草や枝を燃やして灰を肥料にする農法、「焼畑」で種まきをしたものです。
大きなカブを狙って競い合うように収穫していく児童たち。
きょう収穫したカブはおよそ25キロと、暑さで例年に比べて不作なのだそう。

児童たちは、冷たい水に浸しながら丁寧にひとつひとつカブの泥を落としたあと、大きさ別に切って、下ごしらえ。
大きさが不ぞろいだと漬物にしたとき、味にばらつきが出るんだそうです。

児童「おいしくなぁれ!おいしくなぁれ!」
砂糖や塩、酢で作った甘酢を揉みこんでカブに味をしみこませます。
児童「最初は白かったのに白い酢をつけたら赤くなるのが不思議」
児童「きったりもんだり山に行って抜くことも出来て色んな体験ができてよかった」
温海かぶは10日間ほど揉みこんで漬け込んだあと、給食で振る舞われるということです。