議長まで勤めた野川元山形県議の不正受給問題。長期間に渡り多額の政務活動費を不正に受け取っていたことに厳しい目が向けられています。初公判の様子を詳しくお伝えします。

野川政文 被告
「間違いございません」

裁判の冒頭、野川被告は証言台で明確に答えました。野川政文被告は従業員の給与の領収書を偽装するなどして、2020年までの6年間に576万円の政務活動費をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われています。
きょう、山形地裁で開かれた初公判で、野川被告は起訴内容を認めました。

野川政文 被告
「ゴルフや飲食など考えによっては私的な利用もあった」

政務活動費は使わなかった分は返還する必要がありますが、野川被告は給与と同じ口座に入れ使い分けができていなかったと説明。議員の付き合いでゴルフや飲食に行く際に政務活動費を使った可能性があるとして、「今思えばプライベートな支出だった」と話しました。

また、裁判では、野川被告に不正をした認識があったかどうかが問われています。

裁判官
「不正という認識がありましたか?」

野川被告
「正しいことではないとわかっていた。自分の行為が何罪に当たるかまでは分からなかった」

野川被告は別の元県議の不正受給問題が浮き彫りとなった2016年に自身の行為も正しくないと認識していたものの、罪の意識はなかったと話しました。
裁判は即日結審し、検察側は被害は高額で結果は重大だとして懲役1年6か月を求刑。
一方、弁護側は被害弁償が済んでいて社会的制裁も受けていることなどから執行猶予付きの判決を求めました。
判決は来月27日に言い渡されます。