山形市にある東北芸術工科大学の卒業式が20日行われ、未来の芸術家たちが学び舎を巣立っていきました。

東北芸術工芸大学・中山ダイスケ学長「これからのみなさんの教室は社会です。おいしいパン屋さんの芸術的なこだわりに学び、子育てや介護への工夫にデザイン性を見出し、横で笑っているおばあちゃんの笑顔の訳を心から感じ取れる人であってほしい」



東北芸術工科大学では今年度、大学院を合わせ547人が卒業の日を迎えました。

学部・大学院合同での開催は4年ぶりで、式の様子はYouTubeで生配信も行われました。

式では、各学科の代表が中山ダイスケ学長から卒業証書を受け取ると、卒業生を代表して、込山真生さんが社会へ踏み出す決意を述べました。

文化財保存修復学科・込山真生さん「この大学で幅広く学び、培った知識と技術を発揮して、社会に還元することで豊かな未来を築いていきたいと思います」



式が終わると卒業生たちは、晴れ渡る青空のもと記念撮影をするなど、仲間と過ごす最後の時間を過ごしていました。



卒業生「リモートとかZOOMとか、入ってくるまで全然想像もつかなかったような環境で勉強するところは苦労した部分はあるんですけど、それでも山形で勉強したことは誇りに思ってます」

卒業生「(将来は)建築のデザインと施工をするんですけど自分の持っている体力も最大限使いながらデザインと施工をしていきたいと思います」