12月、大規模な土砂崩れが起きた山形県鶴岡市の西目地区。
きょう(19日)、地区の土砂災害警戒区域の緊急調査が行われました。
この土砂災害では、2人が死亡、17棟の建物が倒壊し、今も6世帯18人に避難指示が出されています。
被害を受け、市では毎年6月に行っている調査を前倒しし、西目地区の土砂災害警戒区域15か所について、緊急の調査を行いました。
調査では、斜面にひび割れなどがないか目で確認したほか、住民から危険だと思われる箇所を聞き取るなどしました。
鶴岡市防災安全課・宮崎哲市民部危機管理監「結構、水が多い地域だという風に、あちらこちらで水が出ていました。土も少し風化している状況が確認できました。場所によってですが。今後の備えや調査、対策に繋げていきたいと思っています。」
調査に同行した地区住民は。
西目大荒協議会・佐藤茂会長「こういうパトロールをただやって終わりではなくて、この後になにかできないのという形に持っていきたいなと考えています。あとは我々が常日頃から注意深く見ることを住民に伝えるしかない」
調査は3月にも行われる予定です。
現場では、今後、およそ2億円をかけて、斜面に防護柵や土のうを設置するほか、ボーリング調査を行い、斜面のひずみや地下水の状況などを調べるということです。