先月、大規模な土砂災害が発生した山形県鶴岡市で、きょう(19日)、現場周辺の土砂災害警戒区域の緊急調査が行われています。

先月31日に発生した鶴岡市西目(にしめ)の土砂災害では、2人が死亡し、17棟の建物が倒壊する被害が出ました。

今も、6世帯18人に避難指示が出されています。

鶴岡市はきのう(18日)、土砂災害対策本部会議を開き、例年6月に行っている斜面調査を前倒しし、現場周辺の緊急調査の実施を決めました。


きょう(19日)は午前9時半から、西目(にしめ)地区の15か所について、斜面の状態などを目視で調べているということです。

調査は3月にも行われ、その際は地域住民も参加して今後の対策について意見を聞くことになっています。

また今後は、およそ2億円をかけて、崩落していない斜面に防護柵や大型の土のうを設置するほか崩落した斜面を含む7か所でボーリング調査を行い、斜面のひずみや地下水の状況を調べ今後の対応に生かすとしています。