山形市内の神社では、最近、恒例となっている"正月準備"が行われました。


報告・棚橋祐太
「2022年寅年は皆さんどんな年だったでしょうか?来年の兎年に向け神社の前には大きな絵馬が飾られています」


きょう(12日)、山形市の護国神社に奉納された絵馬。大学生が描いたものです。護国神社では、若い世代に神社や文化に関心を持ってもらおうと、3年前から東北芸術工科大学の学生にデザインを依頼しています。


今年は8つのデザインが出され、3年生の飯村拓生(いいむら・ひろき)さんの作品が選ばれました。


構図の考案から原画の完成まで、およそ2か月。飯村さんは、大学に入ってから、今までの想いを込めたそうです。


東北芸術工科大学美術科日本画コース・飯村拓生さん
「生命力を出したかったので、特に目に力を入れて描写をするようにしました。僕の入学した年から新型コロナウイルスが流行り始めたので、収束して穏やかな日が戻るといいなと思っています」

参拝に訪れていたこちらの家族。

絵馬の感想と来年の抱負を聞かせてくれました。


訪れた家族
「すごくリアルになっていてすごく可愛い。」
「(子どもが)毎日楽しく学校に通っていけたらなと思います。」


山形県護国神社権禰宜・千葉賢一さん
「和やかな可愛らしい絵馬をご覧いただいて、穏やかな気持ちで参拝いただきたいと思います。兎の象徴である、飛躍の年となりますようにお祈りを申し上げます」


きょう(12日)奉納された来年の絵馬は、あす(13日)から頒布が始まるということです。