人の往来が多くなる年末年始の定期船の安全輸送につなげていこうと、けさ(12日)、山形県酒田市の酒田港で安全点検が行われました。


国土交通省では、人の行き来が多くなるこれからの時期を、年末年始安全総点検実施期間と位置づけています。

けさは、船の安全運航に向け、酒田と飛島を結ぶ定期船「とびしま」の点検が酒田海上保安部と合同で行われました。

今回は、安全管理の実施状況や事故発生時の通報態勢、テロ・感染症への対策などが重点的に点検されました。


また酒田海上保安部では、4月の知床沖の事故を受け早い段階での気象状況の把握と荒天時の避難対応などの指導を行ったということです。


東北運輸局山形運輸支局・伊藤雅樹次長
「ひとたび事故が起きてしまうと大きな被害なることが予想されます。点検結果としては極めて良好でした」


国土交通省では、定期船のほかタクシーなどの輸送業者の安全指導も行っていて、この取り組みは来年1月10日まで行われます。