若者が働きたいと思う魅力のある企業づくりにつなげようと、県内の企業経営者と若者との座談会が開かれ、参加者が互いへの理解を深めました。

佐藤真優アナウンサー「こちらでは、県内の企業経営者と若者が山形に魅力ある企業を増やすために座談会が行われています。非常に和やかな雰囲気で言葉が交わされています」

県によりますと、山形県では就職を理由に、山形を離れる若者が多くいます。



今回の座談会は、若者が就職したいと思う魅力ある企業を県内に増やすことで若者の県外転出を止め、人材の確保につなげていこうと開かれました。



19日は大学生や若手社会人5人と県内の企業経営者3人が参加し、「就活時に重視した条件」や「企業に求めること」などのテーマで意見を交わしました。

山形大学2年 戸村こころさん「(就活時)ワークライフバランスを重視したいです。私の両親やおじいちゃんは、休日も仕事に行ったり定時で帰って来ることがほとんどなくて、それを見てきて、私は定時で帰りたい」

丸和熱処理 後藤章洋 社長「よくわかるし、これは必要だと思うんだけど、お互いがWin-Winでやるためにはそれなりのコミュニケーションの中でどこが1番の落としどころなの?というところを模索していく必要があるのではないか」



働きやすい環境とは何なのか、意見を交わし経営者と若者双方が理解を深めていました。

山形大学2年 戸村こころさん「皆さんの話を聞いて、まだ自分の考え甘いなとか、自分が欲している条件が、メリットと他のところに繋がるデメリットがあるのだなと勉強になりました」



メコム 安部弘行 社長「皆さん給与が高いところを1番に選ぶのかな?と思ったのですが、やりがいや会社の雰囲気というご意見を聞かせていただいて、山形に残る学生が増えるチャンスはまだまだあるなと思った」



経営者も若者の意見からヒントが見つかったようです。

この座談会は、今月26日に新庄市でも行われるということです。