きょう山形県中山町の小学校で児童が紅餅づくりを行い、県の花でもある紅花の文化に触れました。

中山町の豊田小学校では、紅花文化の歴史に触れてもらおうと毎年この時期に紅餅作りが行われています。

きょうは4年生およそ30人が、地域で紅花を育てている人たちに作り方を教わりながら紅餅づくりを行いました。

使った紅花は、児童が校内にある畑に種をまき、自分たちで育ててきたものです。

水分を絞りとる工程では、夢中で作業に向かい、児童はこの表情。

紅花を絞った手は鮮やかな黄色になっていました。

児童たちは絞った紅花を薄くのばしてザルに並べ、たくさんの紅餅を作り上げました。



児童「絞る時に土みたいに柔らかかった。いっぱいやっても全然水が取れなくて、
力いっぱいやりました」

児童「オレンジ色の汁がいっぱい出てきて面白かった。匂いは独特なにおい。そこら辺にある雑草がいっぱい生えてる所のにおい」

児童「4年生だけできるという、特別な授業みたいな感じでわくわくした。色が赤だから手が赤くなるのかと思ったら黄色になってびっくりしました」

きょう作った紅餅は乾燥させ、11月に行われる紅花染めに使用されます。

また、収穫時にとれた紅花の種は後輩に渡され、また来年、次の学年が紅花を育てていくということです。