酒田市では庄内の秋の味覚・刈屋梨の主力品種「幸水(こうすい)」の収穫が最盛期を迎えています。
台風10号が近づく中、先月の記録的大雨を乗り越え育った梨を 何とか守ろうと、農家は風への対策のほか、収穫を早めるなどしていました。
枝もたわわに実る、梨。


庄内の秋の味覚・刈屋梨を栽培する酒田市の「刈屋じろうえん」です。
刈屋じろうえん小松 治さん「豪雨災害では私も心を痛めていて、同業のみなさんが真剣に作っているものがああいう形で、私も残念な思い」

7月の記録的大雨で酒田市刈屋地区では、川沿いの園地が大きな被害を受けました。

その大雨を乗り越え育った刈屋梨は、今が収穫の最盛期です。
しかし心配なのは台風10号の影響です。
こちらの園では、収穫直前の実を台風から守ろうと、畑の周囲を木の柵やネットで囲んで風よけにしたり、実が落ちないように棚を支える支柱を増やしたりする対策を行っていました。


高温などの影響で、生育が例年より早い今年、こちらの園地では収穫も例年より1週間早い20日から始めました。
しかし、園地にはまだ木に実った梨が残っていて、スケジュールを前倒しにして収穫にとりかかっていました。
