ちょっと変わった話題です。6月5日に富山県高岡市で撮影されたこの1羽の鳥、こんな真っ白なんですが正体は、「スズメ」なんです。運良く見つけた人たちは大いに盛り上がっています。

記者:
「高岡市のおとぎの森から500メートルほど離れたこちらの畑で、ある変わった鳥が見つかったということでいま注目を集めています」

高岡市下島町(しもじままち)の畑で撮影された1羽の鳥。真っ白な体に黄色のくちばしがとても愛らしい見た目をしています。


近くに住む人:
「え、白!これスズメですか?」「ちょっとスズメっぽく見えない…」

スズメと聞くと茶色と白色の羽毛を想像しますが、このスズメは全身が真っ白。6月2日、それを見かけた近所の人たちはあわててスマートフォンで写真に収めました。

吉田弘良さん:
「白いひも、あるでしょ。あそこの前に飛んできて、ちょうどここにいたんです、スズメがあっちからこっちに歩いてきた」


白いスズメを初めて目撃した吉田さんによりますと、2日以降、白いスズメは毎朝、畑のあたりにいたということですが、7日に目撃されたのを最後に姿を消しました。


住民:「来たらそこの支柱に(白いスズメが)とまっていた。普通のスズメと2ショットで、みんなが言っていたけど、2羽でおしゃべりしていた。(スズメで)間違いないね、あれはまあ可愛かったね」

噂を聞きつけた近所の人も白いスズメを一目見ようと自慢のカメラを構えて1時間ほど粘りますが…

住民:「きれいというより、弱々しいですよ。ふつうのスズメからみるとちょっと弱いというか、千載一遇ですから撮れればいいなあ」

撮影に来た人:
「(どうでしたか)だめですね、あしたまた頑張るよ」

記者:「5時間ほど捜索しましたが、白いスズメの姿は見つかりませんでした」

はたして本当に白いスズメは存在するのか。鳥の生態をよく知る富山市科学博物館の清水海渡(しみず・かいと)さんに写真を見てもらいました。


富山市科学博物館学芸員・清水海渡さん
「体の形とかくちばしの形を見ると、これはスズメでいいのかな。僕たちの体の色ってメラニンが出て、鳥も同じなんですけどメラニン色素を作れないようになって先天的に産まれてきたのがアルビノっていって、なので目の色も赤い、目の色素が無くなって赤い毛細血管の色が出ている。くちばしとか足の色もピンクなのは色素がなくて血液が通っているのがよく見えるからなんです」


清水さんによりますと、白く目立つ見た目から外敵に狙われやすく、巣立つまで大きくなるのは珍しいということです。

学芸員・清水さん:
「一緒に写っているのが親で、巣から出て親と一緒に飛ぶ練習をしたりエサを探したりとか、この周辺でスズメをよく見ると、もしかしたら混じっているかもしれないので、白いスズメがいたら遠くから見守ってください」


白いスズメが姿を消して2日。今は、どこにいるのでしょうか…。

(ひとこと)
白いスズメはじめて見ました。その大きさから巣立ったばかりでいまは親鳥に飛び方や、えさのとりかたを教わっている最中らしいということです。取材班は8日、9日と2日間、撮影に出たんですが、カメラに収めることはできませんでした。