アウトドアでのレジャー、特にキャンプが人気を集めていますが、一方で課題もあります。ゴミの不法投棄や騒音など、利用客のマナー違反に関係者は頭を悩ませています。これからシーズン本番を迎えるキャンプ場を取材しました。

海越しの立山連峰が見える高岡市の雨晴(あまはらし)キャンプ場。
先月、快晴のなか、キャンプ場は多くの家族連れなどで賑わっていました。

キャンプ場利用者:
「やっぱりコロナ禍なので、あんまり人混みの中に行けないので、こういうところだったら楽しめるかな」
「ちょっと行く?久しぶりにみたいな感じできた」
「山も見えるし、きれいやしね」

コロナ禍でキャンプ熱が高まっていることに加え、景観が良く、夏以外は利用料がタダの雨晴キャンプ場は、平日・休日問わず人気スポットとなっています。
しかしいま、ある問題が浮上しているのです。

記者:
「人目につかないトイレの裏側を見てみると、大量のゴミが捨てられていて、辺りは鼻をつく臭いが漂っています」

バーベキューで使ったとみられる焼き網や空き缶。辺り一面に捨てられています。さらに…

記者:
「キャンプ場の敷地内を見てみると、バーベキューの跡でしょうか、炭がそのまま放置され、火もついた状態となっています」

近くに燃えやすいものがあった場合、最悪火事になる恐れも。また、近くにはウイスキーの瓶とみられるガラスの破片も散乱していました。雨晴キャンプ場はここ数年、キャンパーのモラル低下によるゴミの不法投棄などに頭を悩ましているのです。

雨晴観光協会 早木康満 会長:
「バーベキューセットをそのまま置いていかれる人が最近増えていて、もしくはテントそのまま張ったまま帰られる人もいます。利用料をもらって管理しているわけではないですから、(ごみ問題)をお客さんに問われてもなかなか苦慮しているのがいまの現状です」

こうした状況を受けて、キャンプ場を管理する高岡市は看板を立てて注意喚起を行うほか、地元ボランティアによる巡回を実施。

ただ、なかなか問題は解消されず、キャンプ場がこのまま維持できるのか不安視する声が挙がっているのです。

キャンプ場利用者:
「マナーの悪い方がちょっとずつ増えてくるとやっぱり、キャンプ場なり公園の規制が厳しくなるじゃないですか」
「ゴミとか放置する人が多ければ、閉鎖されてしまう可能性もある」

全国では2年前からキャンプ場の閉鎖が相次いでいます。原因は利用者のマナーの悪化。市は現時点で雨晴キャンプ場の閉鎖は考えていないとしていますが、地元は危機感を抱いています。

雨晴観光協会 早木康満会長:
「本当に皆さんに愛される場所だと思っていますが、利用の仕方で大事な場所がなくなるのは地元の観光にとっても大打撃であると思います。キャンプを愛する方にも悲しいことじゃないかなと思います。私たちとすれば利用の仕方だったり、大きく発信していくことが大事なのかなと思います」

白い砂浜と青々とした松、これらの景観をどう守りながら賑わいを創出するか。今、キャンパーのモラルが問われています。