書き入れ時を迎える観光地に打撃です。立山黒部アルペンルートの玄関口、立山有料道路の一部区間で落石があり、2日朝から通行止めとなっています。今のところ復旧の見通しは立っていません。

立山有料道路管理事務所によりますと、2日午前5時半ごろ、営業開始前の巡回をしていた作業員が、立山町の桂台ゲートからおよそ3.3キロ付近にあるスノーシェッドの屋根に、落石が原因とみられる直径1.5mほどの穴が空いているのを発見しました。

これを受け、管理事務所は桂台から美女平までの区間およそ5.5キロメートルを上下線ともに通行止めとしました。

午後から応急的な復旧作業が始まりましたが、本格的な作業には時間がかかるとみていて、少なくとも連休期間中は通行止めが解除されない見通しです。

川縁大雅記者
「ゴールデンウィーク後半に向けて、立山もこのあと賑わうことが予想されますが、この通行止めは関係者にとって痛手となりそうです」

あるぺん村ツーリスト 内浦大輔主任
「けさのお客様には全部中止でご連絡させていただいたんですけど、あすも復旧の見通しがたたないということで、今から順次お客さまに連絡をするといった感じです。ゴールデンウィーク中なのにかなり厳しい状況です」

【あるぺん村】
通行止めの区間は観光バスのルート上にあり、バスの運行などを管理する旅行代理店にも
影響が出ています。あるぺん村ツーリストでは、予定していた室堂ターミナルへの直行バスが
すべて欠便。復旧のめどがたたないことから、予約客への電話対応に追われていました。

あるぺん村ツーリスト 内浦大輔主任
「おととし、去年とコロナでずいぶん厳しい状況だったので、ようやく盛り返してきたと思ったのにこういう状況なので、なんとか復旧してほしいんですけど」

【立山駅・ケーブルカー】
一方、立山駅では通行止めを受けて、ケーブルカーで室堂へ向かう観光客などが殺到し、一時、1時間40分の乗車待ちになりました。


通行止めにより、室堂に向かうには立山駅からケーブルカーで美女平まで移動し、高原バスを利用することになります。
ケーブルカーを運行する立山黒部貫光によりますと、3日以降、さらに利用者が増える見込みということで、ツアー会社にキャンセルを呼びかけているということです。

立山有料道路管理事務所は「現場が安全に通行できるよう早急に対応を進めていきたい」としています。