力強く、しなやかに。
凛と咲く、その一瞬のために美しさを追い続けます。
福島東稜高校。
今回訪問したのは、体操部です。

“美を求めて”、日々練習に励むのは体操が大好きな4人のメンバーたち。

横田さん
「体操の魅力は技をわからないところから初めて、いざ出来たときに、すごく達成感があってそこかなって思います。」
伊藤柚奈弥さん
「魅力は一人ひとり個性を出せる所だと思います。」
伊藤星奈弥さん
「基本個人競技なんですけど、それでも団体を組めて、チームで協力して絆が深められるところかなって思います。」
女子の体操は、「跳馬」「段違い平行棒」「平均台」「ゆか」の4種目で競われます。力強く、迫力があり華やかな印象が強い体操競技ですが、練習はとにかく地道な反復練習。
アクロバットな技は、小さなミスが大けがに繋がります。
そのため、練習の半分はアップに費やす。

髙橋先生
「幼いころから体の芯を作っていて、そして技を覚えるっていうことで小さい時からやらないと、中々上達していかないっていうのが体操競技です。
最初はできることが必要だと思うんですけれども、だんだんできるようになったらそれを美しく、つま先とか指先とか美しく見せるっていうところが、体操やってるうえで大切かなって思います。」
美しさを追求するうえで、重要なのが体の芯づくり。
それに加え、心と体のバランスを保つことも必要。
だからこそ、この1時間はどんなにつらくても大切な時間です。
横田さん
「自分ができるようになるって思うと、地道でもやっていこうって思うので、大会とかで見るきれいな演技を想像しながら、頑張っていきたいと思います。」
伊藤星奈弥さん
「暑い日とか、練習やだなって嫌いな時もありますけど、でも毎日積み重ねて、本番で成功させるために頑張ってるので(体操は)好きです。」
アップを終えると、ようやく技の練習。
女子体操の中でも、「華」といわれるのが「ゆか」競技。

伊藤柚奈弥さん
「ゆかの振り付けとかでは、力強さとか美しさが点数になったりするので、一個一個の技を丁寧に仕上げて、そこからつなげていくって練習をしています。」
加藤さん
「練習の時から本番のように考えて集中して、その技を何回かやって、通しをやってその時にできなかったら、終わった後に単発でやったりとか技の練習はします。」
一つ一つ丁寧に技をつなげていく。
そして、最後の着地。
一本の演技で、最大限に自分を美しく表現するため、ひた向きに、体操と向き合い続けます。
加藤さん
「やってて楽しいので、特別な時間です。」
伊藤柚奈弥さん
「体操している時間は、何しているよりも楽しい時間です。」

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『ステップ』
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福島県内にて月~金曜日 夕方6時15分~放送中
(2025年8月28日放送回より)