発電再開した直後の不具合発生となりました。
5月14日に発電を再開したばかりの東北電力女川原子力発電所2号機で、本来閉じているはずの排水のための弁から放射性物質を含む湯気が漏れていることが分かりました。原因は弁の内部に混入した「金属片」でした。

2026年1月に定期検査に入った女川原発2号機。原子炉停止中の検査を終え5月14日に発電を再開しました。

しかし、その翌日の15日午後5時10分ごろタービン建屋地下の排水のための弁で不具合が見つかりました。

この弁は、蒸気から取り除いた水分を溜めるタンクの排水を行うためのもので、本来、原子炉の運転中は閉じられています。

しかし、弁の排水先から放射能物質を含む微量の湯気が発生しているのが確認されたのです。

東北電力は、弁の締め直しなどの処置を行いましたが、湯気が止まらなかったため、原子炉を直ちに停止して原因を調査しました。

その結果、弁の内部に長さ6cmほどの金属片が混入したことで蒸気が漏れていたことが分かりました。
この金属片は、部品と部品の間に挟む「ガスケット」と呼ばれるもので、混入の時期などは分かっていないということです。

今回のトラブルによる周辺への放射能漏れはありませんでした。

また、県内で最大震度5弱を観測した15日の地震との関連もないということです。

女川原発2号機についてまとめました。

東日本大震災で被災し、その後、国の検査を経て震災発生から13年後となる2024年10月に再稼働を果たします。
2026年1月からは再稼働後初となる定期検査に入りましたが、原子炉停止中の検査を終え5月14日に発電を再開していました。その翌日に不具合が見つかったことになります。

他の原子炉はについてはこのようになっています。

1号機は廃炉の作業中となっています。2号機は先ほどお伝えしたとおり不具合で停止中。3号機については安全対策の調査中で、東北電力では2027年度以降に再稼働に向け国に審査審査申請する見通しとなっています。

2号機の稼働で2025年度は、燃料費約300億円を削減する効果があったということです。中東情勢の影響で燃料費の高騰も続いています。営業運転再開は来月9日予定で、東北電力では2号機の安定的な稼働に期待を寄せています。