青森県にある東通原子力発電所では、監視装置の点検などを巡り、不正な記録が作成されていたことが明らかになっています。1日に立地自治体の村長らが、東北電力に対し再発防止と早期の再稼働を要望しました。

東通原発では、2018年度以降、監視装置の性能試験と一部の保守点検を巡り実施していない状態で、記録には実施したと記載するなど不正な行為が行われていたことが明らかになっています。

1日に仙台の東北電力本店には、青森県東通村の畑中稔朗村長らが訪れ、石山一弘社長に要望書を手渡しました。

要望書では、原発への信頼に影響を与えかねないとして再発防止を進めると共に東通原発1号機の早期の再稼働を求めています。

青森県東通村 畑中稔朗村長:
「今回のような事象は発生しないように、社として万全な対応を期してもらいたい。決して後戻りすることのないように進んでもらいたい」

原子炉を停止している東通原発1号機では、現在、安全対策工事が進められていますが、完了の時期は今のところ公表されていません。







