夏の参議院選挙の投票日まであと2カ月となりました。静岡選挙区の2議席を争う4人の動きが本格化しています。

 ゴールデンウィークの浜松まつり初日の会場。法被姿で現れたのは自民党の新人、若林洋平さんです。
<自民党・新人 若林洋平さん>「(法被見せていただけますか?若林組?)若林だけに若林町さんが配慮していただきました」
 2021年10月の参院補選は、新政権発足後初の選挙で岸田総理が2回も応援入りする力の入れようでしたが、およそ5万票の差で敗戦。
<自民党・新人 若林洋平さん>「何よりも申し訳ないという気持ちがあり、仕事でしか恩返しできないので、絶対に勝たなきゃいけないという強い思いがある」
 今回は、票差をつけられた県西部を意識して初参加の浜松まつりで顔を売りました。
<自民党・新人 若林洋平さん>「知名度は東部から離れれば離れるほど(低いのは当然なので)力を入れるのは当然」
 そのあいさつ回りの中、姿を現したのが…。
<無所属・現職 山崎真之輔さん>「山崎真之輔です。よろしくお願いします」
 参院補選で若林さんに勝利した無所属の山崎真之輔さんです。“川勝旋風”とも呼ばれた知事の応援を追い風に初当選を果たしましたが、その後、状況は一変。当選直後に発覚した女性との不適切な関係が影響し、今回は立憲民主党の推薦も知事の応援もありません。
<無所属・現職 山崎真之輔さん>「私自身の不徳の致すところで確かに厳しい戦いになる。しかしながら、希望をもって謙虚に前を向いてやっていきたい」
 さらに、国民と維新の相互推薦の話も白紙となる“逆風”ともいえる状況ですが、「影響はない」と言い切ります。
<無所属・現職 山崎真之輔さん>「現職という意味では追われる側ですが、半年間しか国政に身を置いていませんからチャレンジャーの気持ちでこれからも突き進んでいきたい」
<無所属・現職 平山佐知子さん>「参議院議員の平山佐知子と申します。(あっテレビのアナウンサーだった方だ)そうです」
 まつり会場でもアナウンサー時代からの知名度を誇ったのは、現職の平山佐知子さんです。6年前の参院選で旧・民進党から出馬し、初当選しましたが、翌年に離党し、無所属での活動を続けてきました。
<無所属・現職 平山佐知子さん>「党の推薦は頂かずに完全な無所属として出馬をさせて頂きます」
 自らを「完全な無所属」と表現して、同じ無所属でも国民民主党や連合の推薦を受ける山崎さんとの差別化を図る平山さん。「国民目線」をモットーに生活者との対話を重視しています。
<無所属・現職 平山佐知子さん>「これからも地域密着で皆さんの声を聞きながら、積み上げてきた経験をもとにしっかりやっていきたい」
<共産党・新人 鈴木千佳さん>「静岡県民にとって世界一危険な浜岡原発は再稼働を許さず廃炉に。リニア新幹線の建設は中止を。この立場で頑張りぬく」
 実に4度目の参院選へ挑むのは、共産党の新人鈴木千佳さんです。2021年の参院補選からわずか1カ月で立候補を表明して以来、精力的に県内を回って街頭演説を重ねています。ウクライナ侵攻を背景に今回の参院選を「戦争と平和がかかった選挙」と位置づけ、憲法9条改定反対の姿勢を強調しています。
<共産党・新人 鈴木千佳さん>「9条を守り抜く立場を表明しているのは私だけですし、その立ち位置を大いに拡げて、さらに躍進して国会に駆け上がりたい」

 あらためて夏の参院選に立候補を表明しているのがこちらの4人です。もともと静岡選挙区は与野党が1議席ずつを分け合ってきましたが、今回は現職が2人とも無所属で、そこに自民党と共産党の候補が挑むという形になっています。ここに、さらなる擁立の可能性を残すのが野党第一党の立憲民主党と日本維新の会です。立憲民主党が独自候補を擁立するかどうかは党本部の判断を待っている状況ですが、擁立は困難との見方が示されています。