静岡県熱海市の土石流災害の隣の谷筋にある「第二の盛り土」について、現在の土地所有者が梅雨入り前に応急的な安全対策をとる方針を示したことが関係者への取材で明らかになりました。

 熱海市で起きた大規模な土石流災害の起点となった盛り土の南側には、無許可で土砂が捨てられた第二の盛り土と呼ばれる場所があります。住民から「同じ災害が起きるのではないか」と不安の声が聞かれる中、現場には応急措置としてブルーシートが敷かれ、熱海市の職員などが見回りを続けてきました。第二の盛り土については、2021年7月の土石流で崩れた盛り土の土地と同じ所有者で、静岡県などが土採取等規制条例違反などの疑いがあるとして指導を続けてきました。関係者によりますと、所有者側は5月10日までに応急対策に入る方針を示したことがわかりました。応急対策は大雨シーズンとなる梅雨入り前に土砂の流出を防ぐことなどを目的としています。静岡県などは第二の盛り土について「現時点で、すぐに災害が発生する危険な状況は見られない」との見解を示していましたが、万が一に備えて土地所有者が住民の不安の声に応えた形です。