2025年7月、浜松市中央区の住宅で当時75歳の父親を殺害したとして、静岡県警は男性の息子(27)とその妻(29)を殺人容疑で再逮捕しました。
殺人の疑いで再逮捕されたのは、浜松市中央区雄踏町宇布見の無職の男(27)とその妻で、フィリピン国籍で愛知県一宮市に住む無職の女(29)です。警察によりますと、2人は2025年7月31日午後、浜松市中央区篠原町の住宅でこの家に住む男の父親で無職の男性(当時75)を何らかの方法で殺害した疑いが持たれています。
父親の死因について警察は、解剖したものの明らかにできなかったとしていて、男とその妻が容疑を認めているかどうか、明らかにしていません。
また2人は、他の男女3人と共謀して、この父親の遺体を浜松市浜名区内の山林に遺棄した疑いで2025年11月に逮捕、送検されていました。
このほか、男は2025年5月中旬から6月下旬頃までの間に、不正に入手した父親のキャッシュカードで約75万円を引き出した窃盗の疑いでも逮捕され、起訴されていました。
父親はこの事件で7月1日に警察署を訪れ、「不正な引き出しがある」と被害届けを提出、殺害された7月31日午後には再び警察署を訪れ、「金を引き出したのは息子だと確信した」と署員に伝えていたということです。
警察は、男とその妻の動機や、殺害方法などについても慎重に調べています。







