7年前に長野県佐久市で男子中学生が死亡した事故をめぐる裁判。

ひき逃げの罪に問われている被告と中学生の両親が証言台に立ちました。


道路交通法違反の「ひき逃げ」の罪で在宅起訴されているのは、御代田町の会社員池田忠正(いけだただまさ)被告49歳です。


池田被告は2015年、佐久市で当時中学3年生の和田(わだ)樹生(みきお)さんを車ではねて死亡させた際、直ちに救護や警察への申告をしなかった罪に問われています。


池田被告はわき見運転の罪で過去に有罪判決を受けていて、今回は異例となる3度目の裁判です。

6月の初公判で検察側は池田被告が救護や通報より前に、飲酒を隠すためにコンビニで口臭防止剤を買っていたと指摘。

弁護側は発見はできなかったものの、すぐに車を止めて樹生さんを探したと無罪を主張しています。

初公判と同様、髪を伸ばし、ほとんど顔の見えない姿で法廷に姿を見せた池田被告。


「樹生さんを発見してから通報しようと思った、目に入ったコンビニへ行ってしまったが逃げるつもりはなかった」

一方、証人として証言台に立った両親は・・。


「樹生は助けを求めていたと思う、すぐに119番通報をしていたら命は助かったかもしれない」

「樹生を冷たい路上に放置し救護義務を果たしたと言えるのか、今後のひき逃げの罪に対する規範となる判決をお願いしたい」


公判では、「自分としては反省している」と話す被告に裁判官が「家族の気持ちにどう向き合うか人間として考えてほしい」と発言する場面もありました。


(母・和田真理さん)
「救護義務を果したという認識でいるのであれば、世間の良識とかけ離れていると思うので反省の機会を与えてもらうことが必要ではないか」


次の裁判は9月14日で被告への求刑が行われます。

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