新型コロナの持続化給付金をだまし取ったとされる事件で、詐欺グループによる被害総額はおよそ10億円に上るとみられていますが、その一方で、何度書類を提出しても、申請が通らず、支援金を全く受けとることができないまま苦しむ人がいます。
いわゆる「不備ループ」です。


申請が通らない・・・憤りの声

新型コロナで打撃を受け、一刻も早く支援を受けたい事業者。しかし、その審査の基準は申請者に不明確で、何が不備かわからないと言います。

「なんで生殺しにされているか不思議ですね」


必要としている人に支援が届かない「不備ループ」。
申請が通らない事業者から上がる憤りの声。


上田市で製造販売業を営む50代の男性。


新型コロナで打撃を受けた事業者を支援する「事業復活支援金」を2月に申請しましたが、およそ2週間後に書類の不備を指摘するメールが届きました。


その後、実に15回に渡って書類を提出したものの、いまだ支援金を受け取ることができていません。


「わざわざスクリーニングして落としている貶めているとしか理解のしようがないんじゃないか、おかしすぎるんじゃないかというところで頭に来ている」

国が今年1月から受付をはじめた「事業復活支援金」。

新型コロナの影響で売り上げが減少した事業者が対象で、個人事業主で最大50万円を受け取ることができます。


この「事業復活支援金」の前に国が行っていた別の支援金では、申請書類の不備の指摘を何度も受ける事業者が相次ぎ、国会でも問題になりました。

当時、この「不備ループ」にはまった長野市の飲食店の店主はそのストレスを訴えていました。


(揚音オーナー・木村知史さん)
「通るか通らないかわかならないまた不備来てないかな、不備が来たらまた申請出して一日でも早く振り込まれるように」

「事業復活支援金」を申請した上田市の製造販売業の男性。


10回以上も不備の修正を繰り返してきましたが、必要な書類は50枚以上で、修正作業にはほぼ一日を費やすといいます。


最も問題だと考えているのは、不備を指摘するメールに「書類の不備」などと書かれているだけで・・・・・。