参院選は想定される公示日まで1か月を切りました。

長野県区に立候補を表明しているのは立憲民主党・現職の杉尾秀哉(すぎおひでや)さん。

自民党・新人の松山三四六(まつやまさんしろう)さん。

日本(にっぽん)維新の会・新人の手塚大輔(てづかだいすけ)さん。

NHK党・新人の日高千穂(ひだかちほ)さん。

諸派・新人の秋山良治(あきやまよしはる)さん。以上の5人です。

2016年に定数が2から1に減った長野県区。

構図が固まりつつある中、前哨戦は激しさを増しています。





立憲民主党・現職の杉尾秀哉(すぎお・ひでや)さん・64歳。

初当選した2016年に続き、共産、社民の県組織と市民連合の支援を受け、野党共闘で選挙に臨みます。

「これだけ格差と貧困が広がった社会、一体全体誰が政治をこの間担ってきたということなんです」

掲げるのは「命と暮らしを守る政治」の実現。

格差の是正が成長につながるとし、消費税を一時的に下げるなど所得の再分配を進めると訴えます。

旧民進党系の議員などでつくる政治団体「新政信州(しんせいしんしゅう)」と連携し、保守層にも支持を広げていきたい考えです。

(新政信州・寺島義幸代表)
「私も6年間杉尾先生の活動を拝見して本当によくやってくれました、国会が終わっても時間があればすぐに帰ってくる、1日2往復したことがあると聞いたこともあります、やる気なんです信州のために再選に向けて私ども渾身の努力を重ねていく」

1期6年の任期の中で、3人の総理と政策論争を交わした国会での経験をアピールするとともに、地域の課題解決に向けても力を尽くすと訴えます。

「小川村で戸別訪問をして一軒一軒お邪魔した、もう商店が半分以上しまっていて家の中には高齢者がひとり暮らしをしていて孤立をしている状況、こんな地方にしたのは一体全体どこの誰なんだ」
「人口減少過疎化の時代にあってますます厳しい状況になっているので今こそあらゆる政策資源を投入しても地域を守り抜いていかなければならない」




自民党・新人の松山三四六(まつやま・さんしろう)さん、51歳。

14日、県選出の国会議員や県議会議員などが出席し、事務所開きが行われました。

「きょう、ここから、改めて全身全力で闘っていくことをお誓い申し上げます」

20年以上、県内のテレビやラジオでタレントとして活動し、77市町村すべてをまわってきたという松山さん。

県連の後藤茂之(ごとうしげゆき)会長は「知名度はあるものの、松山さんが立候補したことを知らない人もいる」として、それぞれの議員の地盤をフルに活用して浸透を図るよう訴えました。

(後藤会長)
「松山三四六が立候補していること松山三四六がこういう一途な思いで選挙に取り組もうとしていることそのことをしっかりとひとりひとりに伝えていく活動をしてきたいと思います」

正式に立候補を表明してから2か月。

松山さんは、次の世代が住みやすい信州をつくるため、子どもや現役世代を中心にした社会保障の拡大が必要だと訴え、支持者回りや街頭演説を重ねています。

「親の願いを私たち世代の願いを責任を持って実現していくことこそがそれだけが政治です、必ずこのふるさとを次の世代へ誇りあるままタスキをつないでまいります」
「私は他候補を見て風を読むのではなく今目の前にいる県民の皆様にどう私という人間を分かってもらえるのかという活動に終始したいと思います」





「相手はタレントだったりキャスターだったり知名度のある方ばかりで非常に難しい選挙だとわかっているんですが、第三極としての政策を訴えて闘うということに大きな意味があるんじゃないかと」

去年の衆院選で自民、立憲民主に次ぐ第3党に躍進した日本(にっぽん)維新の会。

県総支部は参院選に向けて公募を行ったものの選定には至らず、代表を務める手塚大輔(てづか・だいすけ)さんが新人として自ら立候補することを決めました。

手塚さんは松本市出身の39歳。

銀行員や会社役員などを経て、2017年と去年の衆院選に長野2区から立候補し、落選しています。

(日本維新の会・馬場伸幸(ばばのぶゆき)共同代表)
「衆議院選挙における比例の票を日本維新の会と書いていただいた方、長野県下では9万1559人いらっしゃいました、その9万人余りの皆様方の思いに応えたい」

手塚さんは国民全員に1人あたり月額7万円の生活費を支給する「ベーシックインカム」の導入や、憲法改正、教育の無償化などを訴えています。

「家族4人いれば7×4は28万円ですので何とかですね全然十分じゃないかもしれませんが生活していくことができます、本当に困っている人たちはしっかりと支える」

さらに自らが県内出身であることや年齢が若いことを強調し、足を使って全県に訴えを広げていきたいとしています。

「野党第一党の立憲民主党はひたすら反対反対反対と言っているだけですので反対だけ言っていたら最後は多数決で自民党の言うことが全部通っちゃう」「我々は自民党がつくってきた古い制度をしっかりと変えていきたい」




NHK党から立候補を予定している新人の日高千穂(ひだか・ちほ)さん・43歳。

NHKのスクランブル放送化や既得権益の打破、他国からの攻撃を自国で防衛できる体制の実現を掲げています。

選挙期間中は長野に滞在し、街頭演説とSNSで政策を訴えていくとしています。




「日本人が食べるものは日本人の手で全てを安全に作ることが当たり前だと私は考えています」

県庁で立候補を表明した参政党(さんせいとう)の新人・秋山良治(あきやま・よしはる)さん・45歳。

日本では海外では認められていない食品添加物が使われているなど食の安全性を問題視し、「食糧自給率を100%にしたい」などと訴えています。




定数1の議席をめぐり激しい戦いが予想される長野県区。

参院選は6月22日公示、7月10日投開票の方向で調整が進められています。