夜中にガタガタと物音が、正体はなんとクマでした。
長野県松本市の郊外・乗鞍高原のペンションに野生のクマが侵入し、食料を食い荒すなどの被害がありました。

(レポート)
「クマはこちらの網戸を破って中に侵入しました、そして、リビングにあったモモを食べたあとに厨房に入っていったとみられます」

被害があったのは、松本市安曇(あづみ)の乗鞍(のりくら)高原のペンション。

午前1時すぎ、経営者の男性がある異変に気付きました。

(経営者の男性)
「(起きていた?)起きていたんです、ガタガタいうな…女房が出かけてたので帰ってきたのかなと思って厨房を見たら…クマがいた!急いで閉めて、隠れて」

男性はクマを刺激しないように身をひそめ、すぐに警察に通報。

室内には、クマが侵入した痕跡が…。

「いま、(向こうに)仕掛けをしてありますが、ここから入って来た、(高さが結構あるのでは?)でも、猟友会の人に聞いたら、これくらいは全然上がっちゃうって、壁をはいじゃうくらい力があるので」

床には、うっすらと足跡も…。

クマは、15分ほど厨房の中を荒らしたあと、奥の窓から逃げたということです。

当時、宿泊客はおらず男性にけがはありませんでしたが、地元の保育園の給食として届けるはずだった焼き立てのパンや、リビングにあったモモなどが食い荒らされました。

「(近くに)けもの道があるので、僕も何度かは見たことがありますけど、家の中にいると、ちょっと怖かったですね」

深夜にやって来た思わぬ来客。

足跡などからクマは成獣とみられ、警察などが注意を呼び掛けています。



→ここに注意

今回、モモやパンが食い荒らされたということですが、松本市の森林環境課によりますと、夏は、クマが食べ物を求めて動き出す時期で、果物やジュースといった甘いものを好むそうです。

長野市のいのしか対策課などにも話を聞きますと、人間の食べ物の味を覚えたクマは、人里に出没するようになると話します。味を覚えさせないということが重要です。