「春の別れ」の光景です。小豆島の池田港で、人事異動のため島を離れる高校の教員を生徒たちが見送りました。

「うれしいありがとう」「頑張ってください」「健康に」

30分後に高松行きのフェリーが出発する、小豆島の池田港です。小豆島でただ一つの高校、小豆島中央高校から、今年は転出や退職のため13人の教員が去ります。港には200人の生徒が見送りに訪れ、恩師との別れを惜しみました。

(野球部の生徒とコーチの教員)
「夏の大会で対戦できるのを楽しみに待っています」
「ありがとうございました」
「ありがとう。練習がんばれよ、今から」
(琴平高校に転任する教員・野球部コーチ)
「うれしいです。感無量です。本当にかわいい選手なんで、こうやって最後にお別れができてうれいですね」

(転任する教員)
「ここの子たちはすごく素直なので、すごく一緒に成長していくというか、そういうところがあったんかなと思います」
(応援団長)
「ついにお世話になった先生方とお別れする時がやってきた」
「そうだ」
「さみしいぞ」
「そうだ」
別れの時が、刻一刻と近づいてきます。

(見送りに来た生徒)
「文化祭とかでむっちゃ話しかけてきてくれて、親身になって進路のこととか相談乗ってくれたんで、ありがたかったなと」
「さみしいです」「ありがとう」

教え子たちに見送られた教員たちは、万感の思いを胸に、新たな学校へと旅立って行きました。