来月(3月)18日開幕の「春のセンバツ高校野球」。28回目の出場となる香川代表の高松商業では、一冬越したエース大室投手に力強さが増しています。

190センチ近い長身から角度のあるストレートを投げ込む高松商業のサウスポー大室投手です。今年の高松商業は、この大室を中心に守り勝つ野球です。秋の四国大会では、準決勝までほとんどひとりで投げ、センバツ出場に貢献しました。

(高松商業 大室亮満投手)「この冬でしっかりまっすぐのスピードをあげることを意識して、全国レベルで通用できるようなピッチャーになれればなと思います」

その言葉どおり、大室投手は冬の間、体力強化のメニューに力を入れてきました。力強い球が投げられるようフォームも試行錯誤を続けました。

「ナイスボール」
「どうや?」
「ちょっといつもより暴れている」
「フォーム変えた」
「力はそっちの方がある感じがする」

今月に入り、紅白戦など実戦形式の練習が増えてきました。大室投手は確かな手ごたえを感じています。

(高松商業 大室亮満投手)「秋のストレートよりは良くなっている感じは少しはあるので、バッター1人1人に集中して、とにかく自分がチームの勝利に貢献できるようにがんばりたいなと思ってます」

今から甲子園の舞台が待ち遠しい大室投手ら高商ナイン。球春到来を告げる「春のセンバツ高校野球」は、来月(3月)18日に開幕します。