生きた化石といわれる「カブトガニ」を教材にした特別授業です。生息地ではない香川県で漁師の網に偶然かかったという珍しい個体です。

多度津高校の実習施設にカブトガニが運ばれてきました。

全長約66センチ、体重は2.7キロ。10年以上生きているとみられるメスの個体です。

(小寺健太記者)
「岡山県では生息が知られているカブトガニですが、こちらは香川県で捕獲された個体です」

香川県で見つかった例は珍しく、カブトガニの生態を学ぶ機会をと、多度津高校の海洋生産科の3年生を対象に特別授業が開かれました。

丸亀市の手島沖で偶然、網にかかったという個体、漁師は35年で初めての経験だったといいます。

(漁師 山根孝一さん)
「(底引き網漁で)魚が入っている袋をほどいたら、カブトガニがコロコロと転がっていった。カブトガニをとるというのが初めてです」

かつては瀬戸内海でよく見かけたカブトガニです。岡山県では笠岡市のカブトガニの繁殖地が国の天然記念物で、今も生息が知られていますが、香川県では、埋め立てなどで干潟が減り生息地から外れています。

授業では、笠岡市のカブトガニ博物館から講師を招き、性別の見分け方や生息状況を学んだほか、大きさを測るなど観察をしました。

(生徒)
「田んぼにいる似たやつしか知らないので、ここまで大きいのは初めて見ました」

「数が少なくなっているということで、触ったことがなかったので貴重な機会になりました」

香川県で見つかった「カブトガニ」は、岡山県側から迷い込んだと見られていて、今後、四国水族館で飼育・展示されることになっています。










