香川県高松市の瀬戸内海歴史民俗資料館が歴史的価値がある近代建築だとして、国の重要文化財に指定される見通しとなりました。

高松市の五色台山上に建つ、瀬戸内海歴史民俗資料館です。

きのう(18日)開かれた国の文化審議会で、重要文化財に指定される見通しとなりました。香川県の近代建築文化の発展に貢献した技師、山本忠司が「海賊の城」をイメージして設計した建物で、1973年に完成しました。

展示室の外壁には、建築工事で出た石を積み上げるように貼りつけているのが特徴です。

また、自然の地形に合わせて建てられていることや、広域歴史民俗資料館として初期の機能が現存していることなどが評価されました。

今年度中には、正式に国の重要文化財として指定されるということです。