9月中旬ですが、きょう(13日)も岡山・香川は35℃近くまで気温があがり、厳しい残暑が続いています。そんな中、さぬき市では秋の味覚、クリの収穫が始まっています。

(小寺健太記者)
「暑い日が続いていますが、秋が近づいています。こちらの農園では、クリの収獲が本格化しています」

収獲するのは、茶色く色づいた早生種のクリです。イガの中には大粒の実が詰まっています。さぬき市多和にあるこちらの農園では、3種類、約500本のクリの木を栽培しています。

夏場に雨が少なかった影響で例年より1週間ほど収獲が遅れましたが、来週末にはピークを迎える見込みです。

厳しい暑さでも甘いクリに仕上がっているといいますが、収穫はひと苦労です。

(八十八庵 元木道也さん)
「秋だと涼しいと思いますが、今年はまだ暑いので、いまからが収獲も多くなるので頑張りたい」

収獲したクリは、結願の寺、大窪寺のそばにある「八十八庵」で名物のおこわにして販売されます。

1日約30食限定の秋の味覚です。

(八十八庵 井川義雄社長)
「今いががついて落ちているのは早生で、これから中生、晩生とあるので、2か月間、栗おこわを提供できると思います」

八十八庵(やそばあん)の「栗おこわ」の販売はあす(14日)からで、来月(10月)の終わりごろまで続くということです。