酒を飲んだあと、アルコールが残った状態で車を運転し、歩道にいた女性をはねて死亡させた男の控訴審が、11月14日に福岡高等裁判所で始まりました。
裁判所には、亡くなった横田千尋さんの父・邦祐さんと母・章子さんの姿がありました。
一審は「懲役12年」
熊本市職員だった千尋さんは去年6月、熊本市中央区細工町で、元ホストの松本岳被告(25)が運転する軽乗用車にはねられ死亡しました。

松本被告は、酒を飲んだあと、アルコールが残った状態で時速70キロほどで車をバックさせて逆走し、歩道にいた千尋さんをはねて死亡させ、一緒にいた横田さんの友人にもけがをさせたとして、危険運転致死傷の罪などに問われています。
今年5月、熊本地裁は松本被告の運転について「制御困難な高速度で危険運転致死傷にあたると認定し、検察の求刑通り懲役12年の判決を言い渡しました。

松本被告は判決を不服として控訴していました。









