熊本県教育委員会は、保護者から集めた金を不適正に処理した男性事務職員や、交通事故を起こした女性教諭など、合わせて4人を懲戒処分としました。

きょう(8月5日)付けで停職3か月の懲戒処分を受けたのは、八代教育事務所管内の小学校に勤務していた28歳の男性事務職員です。
県教委によりますと、この職員は2022年度から3年間、教材費などへ充てるために保護者から集めた徴収金について、会計簿を作らず、会計報告もしていませんでした。
さらに、この職員は、請求書や領収書などを故意に廃棄したり、業者への支払いを遅らせたりしていました。
杜撰な管理の結果、昨年度末には保護者に戻すべき約20万円が返金されず、4万円ほど不足した状態で学校の事務室から発見されたということです。
不足している理由は分かっておらず、すでにこの職員が弁償したということです。
これに関して、当時の校長2人も減給処分を受けています。
変わって、去年2月に熊本市北区の横断歩道がない市道で、道路を歩いて渡っていた70代女性を乗用車で はねた49歳の女性教諭が、減給10分の1、1か月の処分となっています。
はねられた高齢女性は意識不明の重体で、女性教諭は、先月、熊本簡易裁判所から過失運転傷害の罪で罰金70万円の略式命令を受けています。