福岡市は市内の医療機関と高齢者施設であわせて51人が嘔吐や下痢の症状を訴えていると発表しました。

ノロウイルスによる集団感染とみられています。

福岡市によりますと、東区にある高齢者施設で24日までに、70代~90代の入所者29人と、20代と30代の職員2人が、嘔吐や下痢の症状を訴えました。

このうち1人からノロウイルスが検出されたということです。

また、西区の医療機関では24日までに50代~90代の入院患者16人と、40代と50代の職員4人に嘔吐や下痢の症状が出ました。

このうち7人からノロウイルスが検出されたということです。

重症者はおらず、全員快方にむかっているということです。

福岡市はいずれもノロウイルスによる集団感染とみて、2つの施設に感染予防と感染拡大防止のための行政指導を行いました。