福岡県北九州市のいのちのたび博物館で、所蔵されていた化石が新種のハチだったことがわかり、21日から一般公開が始まりました。

21日から一般公開が始まったハチの新種、「サマルカンディキア・ハラダイ」の翅の化石。

この化石は、北九州市に住む原田隆好さん(88)が26年前、山口県美祢市にあるおよそ2億3000万年前に形成された地層から発見しました。

これまで化石はいのちのたび博物館に所蔵されていましたが、ヨーロッパや日本の研究機関が共同で調べた結果、翅に走る脈の形から、新種のハチの化石であることがわかりました。

「ハラダイ」は発見した原田さんから名付けられ、ハチの進化の過程を解明するのに役立つ発見だと評価されています。

化石を発見した原田隆好さん
「新種につながるとは思いもしませんでした。化石採集をやっている冥利につきるというかありがたいですね」

新種の化石はいのちのたび博物館で5月11日まで展示されています。