大分県にある日田消防署の消防士長(36)が管理を任されていた保険金口座から現金を引き出し、このうち190万円を私的に流用したとして停職5か月の懲戒処分を受けました。
懲戒処分を受けたのは日田消防署に勤務する36歳の男性消防士長です。日田玖珠広域消防組合によりますと、この消防士長は去年3月から今年9月にかけて、管理を任されていた職員の任意団体の保険金口座から9回にわたり現金を引き出すなどして私的流用を繰り返していました。

引き出した額は総額900万円以上に上り、うち190万円をギャンブルの借金返済などに充てていました。消防士長は引き出した金額の補填を繰り返していましたが、今年9月に病気休暇に入り、他の職員が通帳を確認したことから問題が発覚したということです。
日田玖珠広域消防組合は消防士長を17日付けで停職5か月の懲戒処分としました。
消防士長は17日付けで依願退職しています。
流用額が全額補填されていることから、日田玖珠広域消防組合は刑事告訴はしない方針です。