11月19日に行われる大分国際車いすマラソンを前に、フルマラソン女子に出場する喜納翼選手が自身が持つ日本記録の更新に向けて意気込みを語りました。

女子車いすマラソンの日本記録保持者で、沖縄出身の喜納翼選手(33)。地元のうるま市で毎朝6時からトレーニングを始めています。

(喜納翼)「スピードをポイントで上げていきたい。追い風が吹いているところでは綺麗にその風に乗って高速維持ができるように意識して走ろうと思っています」

この日は週4回の練習のうち、1度は行うロードでのトレーニングに臨みました。男子選手とともに海沿いの片道5キロの道路を20キロから40キロ走り、スピードを磨きます。大分国際車いすマラソンではこれまでフルマラソンに6回出場し3回優勝。2019年には1時間35分50秒の自己ベストで日本記録を出しました。

(喜納翼)「海風はしんどいですね。きょうはちょっと風強めなので風がしっかりブレーキになって良い形で負荷をかけてくれたりするので、決して気持ち良いという感じではないですね」

今年は例年以上に海外マラソンに挑戦。優勝1回、2位2回と好成績を出したうえ、8月の北海道の大会ではハーフマラソンの日本記録を更新し、絶好調です。

(喜納翼)「大分国際は私にとって走りやすいコースになっているので、最後まで落ちずに粘り続けられる走りがしたい。目標は自己ベストの更新。2019年に出して以来更新できてないので、そこを更新できれば最高かなと思います」

順調に結果を重ね、得意のコースで日本記録を更新へ。沖縄の翼が大分国際で羽ばたきます。