新型コロナに感染した後、咳や倦怠感が続くといった後遺症に悩む人も少なくありません。こうした人たちへの支援の検討に向けて、大分県は初の実態調査に乗り出します。

大分県内で23日までに陽性となった人は5万7000人あまり。県民のおよそ5%が新型コロナを経験したことになります。こうした中、かかりつけの医療機関では「後遺症」の相談も少なくありません。

すみ循環器内科クリニック・隅廣邦院長「ホテル療養から2週間経つけど、ずっと咳が出る、夜ひどいせき込むのが続いてと来られる方がいる」

大分市のすみ循環器内科クリニックでは、味覚障害や咳が長引くといった相談があり、症状に応じて薬を処方する対症療法で対応しています。

すみ循環器内科クリニック・隅廣邦院長「最初の方で味覚障害を言われた方は半年くらい。咳は長いと2か月くらい」

どのくらいの人がどんな後遺症に悩んでいるのか実態把握に向けて、大分県が初の調査に乗り出すことを決めました。

県感染症対策課・池邉淑子課長(医師)「行政がやるからこそ自宅療養・ホテル療養と、いわゆる軽く済んだような方も対象にできるし、多くを占めるオミクロン株の実態調査はとても大事だと思う」

県はコロナを診療するおよそ500の医療機関とオミクロン株に感染した県民2000人を対象にアンケート調査を実施し、後遺症の有無や症状・期間など聞き取り、今後の支援策に役立てる方針です。

県感染症対策課・池邉淑子課長(医師)「後遺症に対する医療体制や相談体制はどの程度準備したらいいのか、困っている人が病院に行くなり日常生活に戻る手伝いができるのではないかというところを実態調査でつかんでいきたい」