不安定な国際情勢を受け5月も値上げの波が押し寄せています。野菜だけでなく
さまざまな商品が値上がりする見通しで家計への打撃がさらに広がりそうです。

2日朝の大分市公設地方卸売市場。場内には威勢の良い掛け声が飛び交っていました。こうした中、高値を付けたのが今が旬の「新玉ねぎ」。例年であれば市場価格1キロあたり100円のところ今年は300円前後。3倍の値段で取り引きされています。

(丸果大分大同青果・岩尾嘉臣野菜部長)「昨年度の北海道産が不作で、例年よりも出荷が早く終わった。玉ねぎについては中国産がほとんど日本に入ってきていない現状が高値につながっている」

北海道では去年の記録的な干ばつで農作物が被害に。今の時期に出回るはずの去年産の新玉ねぎが入ってこないといいます。さらに、中国・上海でのロックダウンによる物流の停滞も高値の要因です。北海道の不作の影響は「じゃがいも」にも出ていて、市場価格が2倍ほどに跳ね上がっています。

(丸果大分大同青果・岩尾嘉臣野菜部長)「ある程度、九州産も増えてくるので、(価格的には)落ち着いてくるのでは。いろいろな野菜が夏に向けて出てくるので、ぜひ食べて欲しい」

値上げの波はスーパーにも押し寄せています。5月21日から値上げされるのが、チョコレートやグミといった菓子類です。明治の人気商品アーモンドチョコレートは213円から11円アップの224円に。また、カルビーのかっぱえびせんは価格を据え置いたまま、内容量が85グラムから77グラムに変更されます。原油価格の高騰による輸送コスト上昇が原因で、菓子類は3%から11%の値上がりが予定されています。

(コープ下郡・山口忠店長)「がんばれるだけがんばって値段を据え置いているが、どうしてもここまで高くなると価格に転嫁せざるを得ない」

コカ・コーラは3年ぶりに5月から大型ペットボトルの原価を5円引き上げ。さらにウクライナ情勢による小麦と食用油の高騰で、6月には即席麺が5%から12%の値上げを控えています。

(コープ下郡・山口忠店長)「今後も(値上げ傾向は)続くと思うので、どうなるのか見通せない情勢。サービスのあった日に来て、お買い得商品を探して購入してもらうのが一番良いと思う」

広がり続ける値上げラッシュ。円安や原油高を受け個人消費へのさらなる影響が心配されます。