大分や熊本で多数の覚せい剤を販売したなどとして摘発された男女2人に対し、大分地裁は12日、懲役7年と罰金、追徴金の付いた実刑判決を言い渡しました。

麻薬特例法と覚醒剤取締法違反の罪で実刑判決を受けたのは、熊本市の無職・石原僚太郎被告(47)と、住所不定・無職の池端綾子被告(47)です。

判決によりますと、2人は2023年12月から2024年5月にかけて、熊本県やその周辺で多数の人物に営利目的で覚醒剤を販売し、自身も使用していました。

12日、大分地裁で開かれた裁判員裁判の判決公判で、辛島靖崇裁判長は「密売は5か月にわたって反復、継続して行われ、収益は1000万円以上。密売ビジネスに欠くことのできない重要な役割を果たしていた」など指摘し、2人に懲役7年と罰金300万円、追徴金1000万円余りの実刑判決を言い渡しました。