高齢化やなり手不足が課題となっている、地域住民の福祉に関して相談や支援を行う民生委員・児童委員の辞令伝達式が、宮崎市でありました。

民生委員・児童委員は厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員で、2日の伝達式では、今月から宮崎市の民生委員・児童委員となった667人の代表者に委嘱状が手渡されました。

委員667人のうち、130人が新任で、537人は再任となっています。

民生委員・児童委員は、地域で1人で暮らす高齢者の相談に乗ったり、支援が必要な場合は関係機関とのつなぎ役を務める地域ボランティアです。

民生委員・児童委員は、全国的に高齢化やなり手不足が課題となっていて、宮崎市の委員の平均年齢は70.4歳で、定数に対して74人が欠員状態となっています。

(宮崎市民生委員児童委員協議会 長田一郎会長))
「なり手確保が一番の課題で、なり手確保対策特別委員会などを設けて、(任期の)令和10年に向け、なり手を確保をPRをして、一所懸命頑張ってまいりたい」

民生委員・児童委員の任期は、今月1日から3年間となっています。