レンタカーを返却せず横領した罪と、宮崎市の公園に設置された自動販売機から現金を盗もうとした窃盗未遂の罪に問われている男の初公判が宮崎地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。
起訴されているのは、大阪市の無職、伊東浩司被告(36歳)。
逮捕時には、宮崎市内の雑居ビル屋上に2時間ほど居座ったあと警察に確保され、現場を騒然とさせました。
起訴状によりますと、伊東被告は今年9月、大阪府内のレンタカー会社から軽乗用車を借り、返還期限を過ぎても返却しなかったとして横領の罪に問われています。
また、宮崎市の生目の杜運動公園に設置された自動販売機を破壊して現金を盗もうとした窃盗未遂の罪にも問われています。
宮崎地裁で開かれた14日の初公判で、伊東被告は起訴内容を認めました。
このあとの冒頭陳述で、検察側は、伊東被告がSNSで知り合った女性に会うためにレンタカーを借り、宮崎市に訪れたものの、大阪まで帰る交通費がなくなったと説明。
当てにしていた日雇いのアルバイトが見つけられず、レンタカーを横領したほか、自動販売機から現金を盗むことを思い立ち、ホームセンターで工具を購入して犯行に及んだと指摘しました。
検察側は、来週中に追起訴する方針です。







