石川県へ移住してきたこちらの男性、職業はなんとマジシャン!移住のきっかけはとっておきの1日をプロデュースするある業界からのオファーでした。

名刺がいきなり燃え上がってびっくり!真っ白な名刺に手をかざすだけで文字が現れます。

今年3月、石川県に移住した大阪府出身のなんぺーさん、34歳。職業は、プロマジシャンです。

なんぺーさん
「高校生の頃に、隣の席にいた田中君に10円玉が消えるマジックを見せてもらったことがある。今思い返すとめちゃくちゃシンプルで子どもだましというか、簡単な仕掛けだったがすごくそれが面白くて…一番初めのマジックとの出会いはそんな感じ」

大学を卒業後、大阪で機械メーカーに勤務し29歳の時に脱サラ。独学でマジックを学び、2018年からプロマジシャンとしての活動を始めました。

なんぺーさん
「マジックが好きだったが、それでプロマジシャンになるって結構思い切ったアクションだと思うので、全部好きなことをやってみようと思ったうちの1つがマジックで、マジックバーに足を運んで、パフォーマーの方に一緒にやらへん?と言われてそこからプロマジシャンという感じ」

これまでに大阪のミュージアムや京都の公演など3000以上のステージでマジックを披露してきたなんぺーさん。得意とするのはトランプを使ったカードマジックです。

見る人の心を鷲掴みにするマジシャン。観客の目の前で披露することが醍醐味のこの職業から機会を奪ったのは新型コロナでした。

なんぺーさん
「仕事は全部なくなりましたね一旦。色んな技を増やす期間でもあったりだとか、ただ技を増やしても見せる機会もないので、腐っていくみたいな…」

マジックを披露するステージやイベントが激減…このコロナ禍がきっかけで、活動拠点を移すことになります。

ララシャンス太陽の丘

新たな活躍の場となったのは結婚式場。なんぺーさんはおととし10月から金沢市の「ララシャンス太陽の丘」と業務委託契約を結び、マジックを披露しています。マジシャンを常駐させるというアイデアはほかとの差別化を図る式場の新たな取り組みです。

ララシャンス太陽の丘・志々目渚支配人
「待ち時間って新郎新婦が知らない時間なのでそこさえも“楽しかった”って。これまでにない結婚式っていうのをコロナ禍だからこそ体験いただきたいなと」

なんぺーさん
「新郎新婦が自分の結婚式で知り合いのマジシャン呼びたいとか、このパフォーマーの人を呼びたいというのはよくあることで、結婚式場に常駐するという形でパフォーマーがいるというのは全国的に見ても比較的レアなケースだと思う」

主役の2人だけでなく参列した全ての人が幸せに包まれるとっておきの1日を、なんぺーさんのマジックが彩ります。また、なんぺーさんはマジシャンとしてのキャリアの中で結婚式場というニーズに可能性を感じています。

なんぺーさん
「ゆくゆくは僕がやっているパフォーマンスをいろいろな会場に広げていけたらいいなと思っている。クライアントにも客にも喜んでもらえるように、笑顔を作りだせるように頑張っていけばと」