2008年、金沢市内のアパートで男性が殺害された事件は、未解決のまま27日で14年が経ちました。県警は新たに現場周辺で目撃された男性の似顔絵を公開し、捜査を続けています。犯人逮捕の日を待ち望む両親の思いです。

橋本さんの母・真由美さん
「できることなら清勝返してほしい。清勝との間の14年というのはない、止まったままです」

父・充史さん「本当は僕らこういったテレビとかメディアに顔出したくない。けどそういうわけにはいかない、清勝の無念を晴らしたいし…」

2人の長男・橋本 清勝(きよかつ)さんが22歳の若さでこの世を去ったのは、2008年の6月27日。金沢市久安(ひさやす)の自宅アパートで、何者かに鈍器で頭を殴られ、殺害されているのが見つかりました。14年経った今も、犯人は逮捕されないままです。

殺害された橋本清勝さん(当時22)


母・真由美さん
「清勝の無念、悔しいっていう思いだけが自分の生きるばねというか、力にして…清勝と約束した(事件解決の)日まで健康にいるように、一生懸命普通に、一生懸命生きてる」

父・充史さん
「なんで清勝がこういった事件に巻き込まれたんか知りたい。やはり犯人、罪を犯したんやから、何らかの裁きを与えなきゃいけないと思います」

こうした中、石川県警が今月初めて公開したのがこちらの似顔絵。

石川県警が公開した似顔絵

事件当日の午後8時半ごろ、現場周辺で目撃された20代くらいの男性です。目撃情報によりますと、似顔絵の男性はアパート方向から歩いてきて、駐車場にいた別の男性と合流し、裏手の道路へと立ち去ったということです。

石川県警・竹本 邦夫捜査一課長
「発生時間帯に目撃されていることから、『何らかの事情を知っている人物』として捜査を進めてきた。広く情報を求め、人物の特定につなげたいという考えから公開に踏み切った」

両親も今月、警察から連絡を受けるまでこの似顔絵の存在を知らなかったといいます。

母・真由美さん「最初にぱっと見たときちょっと鳥肌立ったかな」

父・充史さん「見覚えは全然ない。『これが犯人なんですか』というふうな聞き方をしたけど警察からは『事件を知っているんじゃなかろうかという方』『この人を追ってます』と」

母・真由美さん「ただこの時期にニット帽なんて不自然ですよね、この暑い時になんでニット帽なのかなって」

14年経って初めて公表された犯人逮捕への手がかり。両親は新たな情報が集まるきっかけになればと期待を寄せます。

現場付近で情報提供を呼びかける両親(金沢市久安・26日)

父・充史さん
「似顔絵、これをひとつのきっかけに『これ見たことある』ということで情報が一つでも二つでも多く集まることを期待している」

母・真由美さん
「必ず検挙されることを信じているのでどうかよろしくお願いいたします」

些細な情報でも構いません。
情報提供は、金沢中警察署076―222―0110までお願いします。