石川県は、ツキノワグマのエサとなるブナの実が今年「凶作」になると予想されることから、史上初めての「出没警戒準備情報」を発表しました。

石川県内では2020年、クマに襲われる人身事故が立て続けに発生し、1年間で15人がけがをしました。こうした事態を受け、石川県は、ブナの実のなり具合を調べる調査をこれまでの6月・8月の年2回に加え、去年からは4月にも花のつき具合を調べています。

クマの目撃情報とブナの豊凶予測(石川県)


今年4月下旬に行った調査では、県内10か所中8か所で「凶作傾向」と予測されたことから、石川県は大量出没の危険があると判断し、10日、初めての「出没警戒準備情報」を発表しました。

石川県自然環境課の野上達也課長補佐は「おととしは全ての箇所で“凶作傾向”だったので、おととしほどのことにはならないかもしれないが、引き続き住民に周知したい」と話し、不要なカキやクリの実は早めに撤去するよう呼びかけました。

各市や町では、捕獲用の檻を設置するなど、出没が多発する秋を待たずに早めの対策を取ることにしています。