石川県内の大雨は峠を越え、白山市や小松市に出されていた緊急安全確保や避難指示は5日朝までに解除されました。一方、これまでの記録的な大雨で土砂災害の危険が高い状態が続いている所があります。警戒を続けてください。

白山市の山沿い、石川県と岐阜県を結ぶ白山白川郷ホワイトロード。午前9時ごろに上空からヘリコプターで撮影した映像では、沢にかかっていた道路がえぐり取られ、崩落していることが確認できました。

一方、大規模な浸水が発生した小松市。4日に氾濫が発生した梯川の周辺では、5日朝も住宅が水に浸かっていて、水を川に戻す排水作業が行われていました。また木場潟の周辺でも道路や田んぼが冠水していました。

一帯が浸水した小松市中海町は、住宅街を走る道路に大量の泥が残されていました。大雨から一夜が明け、避難していた住民が地区に戻って、片づけ作業に追われていました。

避難先から戻って来た男性は「きのう、親から連絡が来たのが午前中で、帰ってきて5分後には水で氾濫した。『すぐ逃げないと』という状態だった。持つ物も持てないで逃げた。2階の方は何も(被害が)なかったので1階だけ片づけをしないと」と話していました。

石川県によりますと、今回の大雨で小松市内で2人が軽いけがをしました。また県が午前8時までに取りまとめたところ、小松市で床上まで浸水した住宅が23軒、床下浸水は少なくとも189軒に上ったほか、白山市や金沢市でも一部の住宅が床上まで浸水しました。

小松市と白山市、それに津幡町では合わせて127世帯で断水が続いていて、自治体が給水車やポリタンクなどで対応に当たっています。

石川県内の大雨は峠を越え、気象台と県は5日午前11時、加賀市に出していた土砂災害警戒情報を解除しました。ただこれまでに降った雨で地盤が緩んでいる所があり、この後も土砂災害に注意・警戒が必要です。

「サンダーバード」「しらさぎ」終日運休

北陸線は大雨のため、5日正午現在、全線で運転を見合わせています。

金沢と福井県の敦賀の間は午後5時ごろに運転を再開する予定ですが、敦賀より先、滋賀方面への運転再開のめどは立っていません。

このため、金沢と京都・大阪方面を結ぶ特急サンダーバードと、米原・名古屋方面を結ぶ特急しらさぎは終日、運転を取りやめるということです。