11日、大阪市北区の新御堂筋の下の国道で、地中に埋まっていた下水工事用の巨大な鋼鉄管が地面から十数メートルにわたって突き出しているのが見つかりました。現場では午前9時ごろから管を沈める作業が行われていて、地上に露出した部分はかなり下がってきました。

 午前6時50分ごろ、大阪市北区鶴野町の路上で通行人の男性が地面から突き出したパイプのようなものを見つけ、「コンクリートが落ちてきている」などと110番通報しました。

 警察によりますと、周辺で行われていた下水道トンネルの工事中に、地中に埋まっていた長さ27メートル、直径約3.5メートルの土留め用の鋼鉄管が何らかの原因で地上から十数メートル突き出したということです。鋼鉄管の先には大阪府北部の北摂と大阪市中心部とを結ぶ“大動脈”、新御堂筋の高架があり、あわや接触するところでしたが、すれすれで止まったということです。

 現場で何があったのか・・・大阪市建設局によりますと、大雨の際に浸水を防ぐため、周辺の地下ではすでにある下水管の下に、一時的に雨水を貯める貯水管をつくる工事が行われていました。

 今回、地表に突き出てきたのは、古い下水管と新しい貯水管を繋ぐための直径約3・5メートル、長さ約30メートルの鋼鉄管。地中に埋設されていましたが、なんらかの理由で浮き上がり、約13メートル地表に突き出たのです。

 午前9時ごろから、鋼鉄管を地中に沈めるべく、突き出た部分に穴を開けて中に注水する作業がスタート。少しずつ鋼鉄管は下がっていき、午後5時前には人の目線ほどの高さまで沈み込んでいます。