鹿児島海上保安部に今年、配備された大型巡視船「あさなぎ」に乗って、訓練を見学するイベントが開かれました。

大型巡視船「あさなぎ」は、全長およそ140メートル、総トン数6000トンの大型巡視船です。中国船の領海侵入が相次ぐ尖閣諸島周辺の警備などのため、今年7月、鹿児島海上保安部に配備されました。

見学イベントでは、午前・午後あわせておよそ1600人があさなぎに乗船し、ヘリに乗った機動救難士が海で漂流した人をつり上げて救助したり、不審な船を巡視艇で追跡し制圧したりする訓練を見学しました。

(見学した人)
「あらためてすごさを感じた」
「頑張っている姿を見ると『ありがとうございます』という気持ちになる」

(第十管区海上保安本部 坂巻健太本部長)
「自然災害も多く、東シナ海の監視警戒も怠ってはいけない重要な業務を抱えている、備えていることを皆さんに分かってもらえったのでは」

十管本部は「今後も様々なイベントを通じて海保の役割を知ってほしい」としています。