東京の武蔵野美術大学を卒業した鹿児島にゆかりのある人たちの作品展「む展」が、24日から鹿児島市立美術館で始まりました。
ことしで37回目となる「む展」には、武蔵野美術大学を卒業した鹿児島ゆかりの人たちの油彩画や写真、磁器の作品などおよそ100点が展示されています。
ことしのテーマは「ピース」。ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか、平和で多様性を認め合う世界にしたいとの想いが込められています。
このうち、鹿児島市出身の児浦純大さんは、連日報道されるウクライナの惨状を油彩画で描いています。南さつま市出身の下村貢さんは「鹿児島の日常の風景から平和を感じてほしい」と、鰹節づくりや焼酎醸造の様子など描いた日本画を出展しました。
(武蔵野美術大学校友会 鹿児島支部米盛兼一事務局長)「感じ方はそれぞれなので、自由な気持ちで見てほしい」
「む展」は今月29日まで鹿児島市立美術館で開かれます。入場は無料です。