九州電力は川内原発1号機の定期検査を終え、来月16日、通常運転に復帰すると発表しました。

川内原発1号機は、ことし10月16日から国が1年1か月ごとの実施を義務付けた定期検査に入っています。

九州電力はきょう12日会見を開き、1号機は今月18日の午後5時半に原子炉を起動し、翌19日の午前5時に核分裂が安定的に続く「臨界」の状態に到達させたあと、21日の午後9時半に発電を再開する予定だと発表しました。

116の検査項目のうち8割の検査が終了し、来月16日には通常運転に復帰する予定です。

また今回は、核燃料157体のうち48体を新しい燃料に取り替えたり、事故が発生した時、蒸気発生器に水を送る「補助給水ポンプ」を海外製から国産品に取り替える工事なども行なわれました。

なお、2号機は来年1月下旬から定期検査に入る予定です。