4日午前3時に発生した台風15号は、薩摩、大隅地方を強風域に巻き込みながら北上しています。引き続き土砂災害や強風、高波に注意が必要です。
台風15号は、午後5時の推定で宮崎市の南東およそ30キロにあり、中心気圧は1000ヘクトパスカル、最大瞬間風速は25メートルで、北に25キロの速さで進んでいるとみられます。風速15メートル以上の強風域に、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方の広い範囲が入っています。
このため4日夜おそくにかけ大気の状態が非常に不安定となり、局地的に大雨となるおそれがあります。
4日に予想される1時間雨量は多いところで大隅地方と種子島・屋久島地方で30ミリ。5日夕方までの24時間に予想される雨量は、大隅地方と種子島・屋久島地方で80ミリです。
予想される最大瞬間風速は薩摩、大隅、種子島・屋久島地方、25メートルです。
沿岸の海域では5日夕方にかけて、うねりを伴った高波となりしけるところがある見込みです。4日に予想される波の高さは、大隅地方、種子島・屋久島地方で4メートル、薩摩地方で3メートルです。
気象台は、土砂災害、強風、うねりを伴った高波などに注意を呼びかけています。
